「自炊に比べたら冷凍宅配弁当って同じ味付けで飽きちゃうんじゃない?」
「コンビニとかスーパーのお弁当とかを毎日食べられないのと同じでしょ~?」
宅配の冷凍弁当のクオリティがここ数年で急激に上がって来ているのを知らないという人は、かなり損しています。
ここでは、冷凍宅配弁当・総菜を17社以上利用した私が宅配の冷凍弁当の「味」について実体験を交えながら徹底的に解説しています。
※この記事を読むと、冷凍の宅配弁当がいかに美味しくて楽しいかということが分かります。
結論から言うと、冷凍の宅配弁当は下手に自炊するより美味しいです。
さらに、旨すぎて感動するメニューもあります。
冷凍宅配弁当が美味しい理由

冷凍の宅配弁当が年々美味しくなっている理由はなんでしょうか?
主な理由は次の2つです。
・冷凍技術の進歩
工場でお弁当を急速冷凍させることができるトンネルフリーザーの機能が年々進化しています。
この各社が利用しているトンネルフリーザーによって、旨味を逃がさないようにお弁当を冷凍させることができるのです。
このおかげで食品が安全なマイナス18度までに冷凍するのに、かかる時間は30分以内。
急速冷凍することで、食材の細胞が壊れないで旨味を保てるという仕組みです。
水分が膨張して細胞破壊が起きる前に冷凍が完了するため、冷凍前かそれ以上のクオリティを保って食卓に届きます。
・各社競争の激化による味の工夫
トンネルフリーザーなどの冷凍技術の進化によって、大量に冷凍弁当を調理して包装することが容易になってきたことで各社が参入しやすくなっています。
特に、ここ数年で冷凍の宅配弁当の提供を始めた会社が多く競争原理が働くことによって品質の平均レベルが上がっています。
自宅で解凍してから美味しく食べられるように圧倒的な工夫をしている会社が多くなっているため、冷凍宅配弁当業界のレベルも上がっているのです。
ちなみに、食材によっては冷凍の方がより味がなじんで美味しく感じるものもあるので常温や冷蔵のお弁当より美味しくなるケースもあります。
冷凍宅配弁当の味の特徴を解説
ここからは、私の舌で感じた感想を元に冷凍の宅配弁当の味について特徴を解説していきます。
口に入れると優しくて上品な味付け

自分が利用した冷凍宅配弁当は沢山ありますが、ほぼすべての会社の冷凍弁当に共通して言えるのは「丁寧な感じの味がする」ということです。
コンビニや普通のスーパーで売られているお弁当や総菜に比べると特に感じます。
各社とも添加物に配慮した冷凍弁当を提供しているので、コンビニ弁当などのような「パンチの効いた味」というよりも「優しい上品な味」となるのです。
不自然な風味がほとんどないので、刺激的な味を求める人には向いていないかもしれませんがカラダの事を少しでも考えている人には優しい味です。
全般的に上品で丁寧な味付けなので、食べた時の後味がかなりすっきりした感じになります。
塩分は控えめだがしっかりと味がついている

どの会社の冷凍宅配弁当も塩分をしっかりと管理しているので、塩辛いということがほとんどないです。
塩を控えめにする代わりに、出汁などを工夫して「しっかりと味付けがされている感」を演出しています。
実際、私が美味しいと思った冷凍宅配弁当は主菜も副菜も塩分控えめながら旨味を味わうことができていました。
コンビニやスーパーのお弁当よりも塩分を少なくしているにもかかわらず満足感が高いのは、出汁や他の味付けで工夫しているからだと食べていて実感しました。
甘い味付けの料理は「甘すぎないけど濃厚な味わい」

宅配の冷凍弁当には甘めの味付けがされている主菜や副菜も結構多いです。
エビのチリソースや回鍋肉、デミグラスハンバーグなど舌鼓を打ったメニューもありましたが総じて言えるのは「くどくない、さっぱりした甘さ」ということでした。
甘ったるいというような感覚がほとんどなかったので、ご飯が進むけど飽きの来にくい甘さです。
塩分への気遣いだけではなく、砂糖や甘味料をいたずらに使用しないように配慮しているのがわかる味で安心しました。
ほどよい柔らかさとしっかりした食感

自分が利用した冷凍宅配弁当はレンジで温めても水分でビチャビチャになることはなく、食感をしっかりと楽しむことができます。
食材の美味しさは風味や味付けだけでなく食感や歯ごたえなども重要になってくるのですが、最近の冷凍弁当は食感を保った状態で冷凍されています。
お肉や魚などの主菜は、極端に固すぎず柔らかすぎずという感じでご飯が進む食べ応えを実現しているメニューが多くて感心します。
野菜などは特に、ほどよく柔らかい状態を保ちつつ「シャキシャキ感」が意外とあったりするメニューも多かったので副菜を食べるのが毎回楽しみになっています。
薄味でまずい冷凍宅配弁当もある?

ただ、すべてのメニューが感心するほど美味しいかというと・・そうでもないおかずも中にはあります。
さすがに「まずい!食えない!」というほどのおかずに出会ったことはありませんが、「なんか味がしないな~、これはあんまり・・」というのはあります。
美味しいと感じなかったおかずは副菜が多いのですが、大体は薄味で味付けが良く分からないという認識でした。
なので、「まずい」というよりは「特に美味しさは感じない」くらいのレベル感です。
感覚的に、今まで食べた中であまり美味しくなかったおかずは全体の5%ぐらいかないう感じです。
冷凍宅配弁当はおかずが主菜1品で副菜3~4品という構成が多いのですがその副菜の内の1品が「ん~これはあんまり味がしない・・」というのはたまにはあります。
品質向上のおかげで冷凍宅配弁当の利用している人が増えている

冷凍食品の品質が年々向上していて、ここ数年でさらに冷凍食品に対して満足感を持っている人が増加しています。
これは宅配の冷凍弁当にも言えることで、各社が競争して宣伝をしたり冷凍技術が向上したおかげで「冷凍弁当って美味しいんだ!」という意識が増加しているのです。
私のように、冷凍宅配弁当に以前はネガティブな印象を持っていた人もお試しで利用してみたら「あれ?旨い!」となってヘビーユーザーになっている人も周りに結構います。
加えて、最近では在宅ワークが増えたり会社にお弁当を宅配してもらう人も多くなっているため冷凍宅配弁当の需要が上がっています。
利用者が多くなっているから各社が競争し、それによってさらに利用者が多くなるという好循環が生まれているのが現在の冷凍宅配弁当業界です。
冷凍宅配弁当の味の特徴まとめ
最近の冷凍宅配弁当は各社とも味の工夫がされていて美味しいです。
・食感が良い
・塩分控えめでも出汁の工夫でしっかりした味
・甘ったるくない味付け
・丁寧な味
中にはそんなに美味しさを感じないおかずも5%ぐらいはありますが、冷凍技術の進歩や各社の工夫によって品質が向上しているので利用者も増えています。